離乳食・小児食育認定医 資格とりました!
こんにちは!
高知県大豊生まれ
はちきん歯科医師 「山下雅(みやび)」です。
香川県高松市「木太デンタルクリニック」で勤務しています。
急に暖かくなって、すっかり春ですね!もうすぐ初夏かな??若干の花粉症に悩まされながらも、気分がウキウキします。
今回は、私が取った資格について書こうと思います。
日本離乳食・小児食育学会
学びのきっかけは、ずばり息子の離乳食でした。
生後6ヶ月から開始した離乳食。本も買って、オーソドックスなやり方でお粥から始めました。徐々に野菜やお豆腐をペースト状にしたのも与えていって…
でも、全く食べないわけじゃないけれど、パクパクとたくさん食べるわけでもない。
まだミルク飲んでるし、こんなものかなあ…
モヤモヤする中で育児書を読んでみたり、先輩に相談してみたり。自分なりに色々と調べていた中でこの学会の存在を知り、この機会にしっかりと学びたいと思って認定医の資格を取りました。
資格を取る上で、授乳の方法、離乳食の考え方や与え方、授乳や離乳食を通して口腔周囲筋を鍛えるとともに、「自分で食べる」力をつけることを学びました。
全国では現在186名の認定医が存在します。
離乳食って誰に相談する?
子育てをしていく中で、出産後の育て方だったり、授乳については助産師さん等に相談することがあるかと思います。
病気になったら小児科に行きますよね。
歯科健診であったり、むし歯ができたりしたら歯科医院へ。
でも、離乳食が始まったら、毎日の食事って誰に相談すればいいのでしょうか?
ママ友?親?
SNSでは、かわい〜い食器にキレ〜イに盛り付けた、手のこんでそうな「映える」離乳食がたくさん載っています。
自分はこんな風にできない、子どもが食べてくれない、食器はどれを選べばいいの?人気がある道具を選べば間違いない?
私も、離乳食開始当初は誰に相談すれば良いのか分からず、ネットで色々と調べていました。
でも、ふと考えたんです。
「歯科」は確かに「歯のお医者さん」だけど、それは「食べる」ことに直結しています。
なにより赤ちゃんから子どもへと成長していく過程での「食事」は、単に食べることだけではなく、歯並びを含めてお口の発達やその後の将来にも関わってくるものです。
これって、ひょっとして、歯科医院が相談先になれるんじゃないかな?自分にも何かできることがあるんじゃないかな?
そう思い、認定医の資格を取ろうと決めました。
BLW(Baby-Led Weaning)
日本離乳食・小児食育学会では、「BLW」という離乳食の進め方を推奨しています。
BLWはBaby-Led Weaningの略で、“赤ちゃん主導の離乳”と訳されています。
イギリス発祥の考え方で、赤ちゃんが自分で食べる順番や量、ペースを決めて、赤ちゃん自身が食べるまで待つというもの。「赤ちゃんのペース」で食べすすめていく離乳方法です。
日本で一般的によく知られている離乳食の方法とは異なる点がいくつもあり、それぞれメリットやデメリットがあります。日本BLW協会のHPや、本なども多数出ていますので、そういったものも参考になるかと思います。
ご家庭の子育て方針やママの考え方も様々だと思うので、決してこれをゴリ押しするわけではありません。
ただ、赤ちゃんが食べ物を「食べさせられる」のではなく、「自分で食べる」力を育むには良い点がたくさんあると感じます。
私の場合は、BLWを始めたのがちょうど息子の手づかみたべを始める時期と同じくらいでしたので、わりとすんなり取り入れることができました。離乳食の用意も、細く刻む、つぶすなどの作業が必要ないため、その点でも気が楽になりました。
食事に関する様々な悩み
離乳食以外にも、食事に関する悩みは尽きません。
また、気付いていないだけで、子どもの発達にとってサポートになってない行為もあります。
例えば、育児用の便利グッズ。たくさん売られていますし、とても人気があります。確かにママにとっては「便利」なのですが、子どもの発育を考えると決してオススメではないものもあります。
なぜそうなのか?子どもの発達に対する正しい知識をもとにして、行動や、使う道具を判断していくと、子どもの健康な発達により良い影響を与えることができます。
※決して便利な育児グッズを否定しているわけではありません!私も大変お世話になっています。ただ、それがどういう影響を与えるかを知った上で、日常生活で使う時を自分なりに判断して使っています。
他にも、「母乳っていつまであげていいの?」「オススメの哺乳瓶」「いつからコップ飲みをさせる?」「子ども用のエプロンの選び方」「おやつはどんなものをあげたらいいの?」
こんな質問も、人に聞くまでもなく調べている方が多いと思いますが、インターネット上での情報は全て正しいとは限りません。人気だから、皆がしているから安心と思いがちですが、必ずしもそれが子どもの発達にとって正しいとは限りません。
お子さまの食事や離乳食の悩みがあればお気軽にご相談ください♪
えらそうなことを書きましたが、私もまだまだ勉強中ですので、一緒に考えていきましょう。
気になることがあれば何でも聞いてくださいね。
女医希望の場合は、電話でご予約の際に女医希望とお伝えください。
また、私情で大変申し訳ありませんが、8月は産休のためお休みさせていただきます。
チューリップの花言葉は「思いやり」色別にも異なる花言葉があるようです。